乾燥対策は見た目と体内の健康から
- Q.50代女性の、加齢に伴う身体の変化には どんなものがありますか?
- A.卵巣で分泌されるエストロゲンという女性ホルモンは45歳頃から 加齢と共にどんどん減少し始め、それに伴って起こるのが、発汗、ほてり、不眠、倦怠感、気分の落ち込みなど、いわゆる「更年期症状」と言われるものです。また、骨粗しょう症、高脂血症、高血圧なども同じく 女性ホルモンの減少が原因と言えます。
- Q.体質の変化のようなものはありますか?
- A.「乾燥」は代表的な変化です。お肌や頭皮の乾燥がすすむのは もちろん、老年期には粘膜も乾燥し、場合によっては鼻粘膜の乾 燥から鼻炎になったり、陰部の乾燥からかゆみや出血したりすることもあります。
- Q.加齢によるそういった症状は仕方ないとは言え、少しでも気を付けておくべきことはありますか?
- A.見た目が若々しい方は細胞年齢も若く、逆に見た目が老けている 方は細胞年齢も老いています。更年期症状で辛そうに来院される患者様も、症状が改善されて身体が元気になってくると、メイクや髪型なども変わり、見た目の印象がどんどん変わってきます。身体の健康と美容は繋がっているので、見た目の変化を放っておかないこと、質の良い食事を取ることが重要です。
- Q.見た目年齢には髪の影響も大きいですが、髪や頭皮について注意すべきポイントは 何ですか?
- A.頭皮が乾燥するとかゆみ以外にも、毛根から髪への栄養が行き届かず、髪は細くなり、ハリやコシがなくなったりします。髪はセルフケアでもある程度保湿は可能ですが、頭皮のセルフケアはなかなかできず、クリニックでも頭皮の症状には薬の処方になるので、いたわり、頭皮への負担の軽減を心掛けた定期的なケアができるといいですね。
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