そもそもヘナとは?
ヘナとは、白髪が染められる植物のことです。
白生地の着物を染めるように、白髪を草木染めするのがヘナ染めです。
頭皮健康&カラーサロンmegumiでは、「ヘナ」をオススメしておりません。
理由はこの記事を読み進めていただきたいのですが、
理由は5つです。
- 純粋なヘナ100%は、オレンジ色にしか染まらない
- 染まるまでに通常の白髪染め時間の2~5倍かかる
- 世に出回っているヘナは、「ヘナ+インディゴ」が主流でアレルギーが起こりやすい
- 色数が少なく、次回同じように染めたくても、染まる保証がない(染毛が不安定)
- 髪がきしみ、扱いづらくなくなる
「流行っている」、「なんか良さそう」などの曖昧な理由で、
ヘナで染毛をしない方が良い方々が大半だと思います。
ヘナ染めがお好きな方もいらっしゃるかと思いますが、
当店は考え尽くした結果、頭皮をいたわり、
ヘアカラーリングをしていただくサービスを徹底する2回来店モデルをオススメしております(^^♪
ヘナは、北アフリカから南アジアに分布するハーブで、その染色の作用が古くから知られ、
イスラムやヒンズーの世界では、装飾用染料や薬草として用いられてきました。
この葉のローソニアという主成分の中にオレンジ色になる赤色色素を含んでいます。
ヘナの葉自体は緑色です。
髪染め用として入手できるのは、葉を乾燥させて粉末状にしたヘナのパウダーです。
うぐいす色の緑の粉末で、新鮮なものは抹茶のような、あるいは畳のい草のような香りがします。
これをお湯で溶いてペースト状にし、髪に塗布すると、しばらく置くうちに、白髪がオレンジ色に染まります。
ヘナの赤色色素が髪の主成分であるケラチンタンパク質に絡みついて発色するのです。
純度の高いヘナで染めると3週間ほど色持ちしますが、何度もヘナを重ねていくと
染料が髪の外側のキューティクルに絡みついていくため、黒髪の部分の色も深くなっていきます。
ヘナは自然染料ですから、
化学染料に比べたら染まるのに2倍~5倍ほど時間がかかりし、染まり方が薄くマイルドです。
また質のよいものは生産地でも希少なため、流通に不透明な部分も多く、
不純物が含まれた品質のよくないものが出回ることもあります。
オレンジ色にしか染まらないことはヘナのデメリットです。
しかも染め上がりは、全体的にオレンジ味が強い印象になります。
さらに、その人の黒髪の色みによっても発色が変わります。
白髪の量と髪質はそれぞれなので仕上がりはバラバラになります。
ヘナを使いながら黒髪に染める方法もあります。
それは、インディゴを混ぜると黒っぽくも染まります。
インディゴはジーンズや藍染めに使う、主に植物を由来とした青色の染料の総称です。
インディゴは、市販のヘナパウダー製品にブレンドされていることも多々あります。
市販のヘナを購入するときに「ダークブラウン」「ライトブラウン」など
色のバリエーションがあるものをインディゴが混ざっています。
つまりざっくり「ヘナ」とジャンル分けされていますが、
正確にいえば「ヘナ+ハーブ染め」となります。
天然100%ヘナの最大のメリットは、刺激なく白髪を染められることです。
もちろん、一部にはピュアなヘナでもかぶれる人はいます。
ほかのアレルギーをもっているいる人は注意が必要です。
でも、しみる、かゆくなるといったことは比較的起こりにくいので、
頭皮が敏感になった大人の女性には良いことです。
一方で、ヘナと一緒に使われることが多いインディゴは、
ヘナより皮膚トラブルが起きる率がやや高まります。
植物だからと安心せず、最初はパッチテストを行うことが重要です。
髪のきしみや色落ちがヘナのデメリット
ヘナのデメリットは使い勝手の悪さです。
ピュアなヘナはオレンジ色にしか染まりません。
しかも染まるのは白髪だけで、明るくなりません。
明るくならないというのは、もともと黒髪が多い人は明るい茶色にはならないということです。
明るさや色の選択肢はありません。
インディゴを使う場合は、染めた直後は緑色がかった仕上がりになり、3日ほど経つと、
ダークな黒っぽい髪色に落ち着きます。
ヘナ染めをした後の髪の扱いも勝手が違います。
髪がきしむのです。ヘナ染めの経験が少ないうちや、ダークブラウンや黒髪に近いインディゴを
多く含んだパウダーは特に強くきしみを感じます。
ヘナを続けていくかどうかの最大の難関はここにあるかもしれません。
石鹸シャンプーやオーガニック系シャンプーを使った後のような感覚ですが、
それ以上に強く「ヘナショック」という言葉があるくらいの髪のきしみっぷりです。
ただこれはヘナ染めを続けているうちに、気にならなくなってきます。
やっぱり普通の白髪染めに戻そうと思い、ヘナは取り除く作業の脱色(ブリーチ)しても
なぜか逆にオレンジ色やインディゴが、鮮やかに発色してしまいます。
そのため、ヘナ以外のヘアカラー商品では汚い色に変色したりしてしまいます。
また仕方なくヘナで染めることになってしまい、
不のスパイラルから逃れられなくなる方が多くいらっしゃいます。
これらの理由から、頭皮健康&カラーサロンmegumiでは
ヘナ100%の商品は流通が少なく、ヘナ+インディゴ商品が主流の国内では、
アレルギーリスクが高くなるこれらの商品を導入するよりも、
現在の安全性が高く・確認されているヘアカラー承認を導入するようにしています。
地下鉄七隈線 福大前駅、片江にある
頭皮改善とヘアカラー(毛染め・白髪染め)に特化した専門の美容室・美容院・ヘアサロン
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