ヘアカラーの”アレルギー(かぶれ)”と”かゆみ”について
ご来店されるお客さまのお声を中心に、よくご質問いただく内容を発信しております。今回は、「なんか不安です」というお客さまが来店されることが多くなってきましたので、「ヘアカラーの”アレルギー(かぶれ)”と”かゆみ”」についてまとめてみました。
ヘアカラー経験者の約10%は、皮膚やからだになんらかの症状を経験
ヘアカラー経験者の約10%は、皮膚やからだになんらかの症状を経験
藤田医科大学病院 アレルギー疾患対策医療学講座
どんな症状かというと、”ひりひり”、”ちくちく”といった症状もあれば、
”かゆみ””赤み””ぶつぶつ”といった症状もあります。
この症状によって、気をつけていただきたいことが変わりますので、次に詳しく説明させていただきます。
症状は、刺激性かアレルギー性の2つに分けられる
症状は、刺激性かアレルギー性の2つに分けられる。
先程、説明してきました症状は、大きく2つに分かれています。
1つ目は、染毛時にひりひり、ちくちくした刺激性の症状です。
2つ目は、翌日以降も続く痒み、赤み、ぶつぶつなどのアレルギー性の症状です。
2つ目の症状には特に注意していただきたいです。
それでは、医療機関から発信されている内容で確認していきます。
Q. 刺激性のかぶれとは?
A. 刺激性のかぶれ(刺激性接触皮膚炎)は、強い刺激物質なら誰でもなりますが、化粧品や医薬部外品などでは、皮膚が敏感な方や皮膚に傷があり、皮膚のバリア機能が弱っている方が、皮膚に付いた化学物質によって、赤み・痛みなどの症状を起こします。ですから、その物質に触れても、皮膚の状態により、症状が出たり出なかったりします。
Q. アレルギー性のかぶれとは?
A. アレルギー性のかぶれ(アレルギー性接触皮膚炎)は、皮膚に付いた化学物質から体を守るための免疫が過剰に反応し、体に障害をもたらすことです。
かゆみを感じ、その後に赤み・腫れ・ブツブツ等の症状が出ます。
一度アレルギーになると一生、その物質に触れるたびに症状がでます。
以上のように、アレルギー性は、一生続いてしまう症状になりますので、注意が必要です。