なぜ痒み(かゆみ)が出るのか?ヘアカラー中や後に感じるかゆみとは違う?!
ヘアカラー、白髪染めなどを提供している福岡市城南区片江にあるヘアカラー専門の美容室美容院「頭皮健康&カラーサロンmegumi」では、肌・頭皮のかゆみ、頭皮の赤みなどのお悩み心配事をご相談を多数いただいております。そこで、今回は「痒み/かゆみ」をテーマにお伝え出来たらと思います。最後までぜひご覧ください。
なぜ痒み(かゆみ)が出るのか?出た時のかゆみの正しい応急処置
なぜ痒み(かゆみ)が出るのか?
なぜ肌はかゆくなるのか。かゆみのメカニズムは実に多様で、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。そのなかでも大きく関わるのが、免疫細胞の一種であるマスト細胞が放出する「ヒスタミン」です。マスト細胞は皮膚の異常や刺激、体内に侵入した異物を感知すると、ヒスタミンを放出して脳にかゆみを伝えます。そこで患部をかいてしまったら、それが新たな刺激となって、さらにヒスタミンが放出され、かゆみに拍車をかけます。
また、脳にかゆみを伝える過程で、情報が神経を逆流してしまうことがあります。すると、神経の末端から「サブスタンスP」という神経ペプチドの一種が放出されます。これもまたマスト細胞を刺激するため、ヒスタミンの放出量が増えてダブルでかゆみが増すのです。さらに、かくことでかゆみを感知する神経が皮膚の表面近くまでどんどん伸び、かゆみに敏感になることも一因です。
かゆみを止めるには「かかないこと」が一番です。けれどそれは現実的に不可能なうえ、ストレスになりかねませんから、「かいたらダメ」とは決して言えませんが、極力肌を傷つけないよう、爪を切るなどの対策をしましょう。
かゆくなったら「すぐ冷やす」が応急措置の正解
◆使うのは保冷剤や冷たいタオルでOK!
かゆみが出たとき、すぐに皮膚科を受診できればよいですが、仕事中や夜間は難しいものですよね。
そこでおすすめなのが、患部を冷やす方法です。
保冷剤や氷を、清潔なガーゼやハンカチに包み、かゆい部分に当てます。保冷剤も氷もなければ、水で濡らしてギュッとしぼったタオルや、冷たいペットボトルで代用してください。患部を冷やすことで血管が収縮してかゆみ神経の伝達が遅くなることに加え、かゆみを引き起こすマスト細胞やヒスタミンの働きをおさえることができます。
どんなかゆみも冷やすのが基本です。ただし、保冷剤や氷を長時間当てすぎると、冷却の反動で血管が急激に拡張し、かゆみが強くなることがあります。冷やす時間は5~10分が目安。保冷剤や氷を直接肌に当てると、皮膚や皮下組織傷めることがあるので注意しましょう。また、冷却ジェルシートはメントールの作用で冷たく感じているだけで、実際の冷却効果はありません。
冷やすのは、あくまでかゆみの応急措置。その後なるべく早く皮膚科に行くことが大切です。
■かゆみの正しい応急処置
・保冷剤や氷をガーゼやハンカチなどに包んで5~10分ほど患部に当てる
・連続でなければ、何回冷やしてもOK
かゆみの原因を自己判断すれば肌トラブル地獄へまっしぐら!
皮膚科専門医による診断が必須な理由
かゆみを止めるには、その原因をきちんとつきとめる必要があります。
ですが、かゆみの原因は多種多様で、「まさか」と思うようなものもあります。
あせもや虫刺され、化粧品や洗剤によるかぶれ。
よく耳にする「アレルギーによるかゆみ」と言っても食物、金属、花粉、気温、光、カビ、化学物質など、これも要因は様々です。
肝臓病や糖尿病などの内臓疾患からくるかゆみも存在します。
皮膚に出た症状が同じでも、体質によってかゆみの原因が異なることもあります。
かゆみの原因をつきとめるのは案外難しく、実は皮膚科医でさえ、診断を誤ることが多々あるそうです。
そのために、医療機関で行うアレルギーパッチテストは出来ませんが、セルフパッチテストで毎回ヘアカラーアレルギー/かぶれが起きないかと確認させて頂いております。
かゆみの原因が正しく判明すれば、正しい治療方法や美容院での施術方法など提供可能となります。
かゆみを引き起こすさまざまな原因と危険な行動
かゆみを引き起こすさまざまな原因
■食品
青魚(サバ、アジ)、甲殻類(エビ、カニ)、蕎麦(そば)、タケノコ、果物
■金属
時計、アクセサリー、コイン、機械、歯の詰め物
■化学物質
塗料、洗剤、ゴム製品、化粧品
■カビ
カンジダ菌・白癬菌(はくせんきん)
■花粉
スギ、ヒノキ、ブタクサ
■環境
気温、湿度、光、摩擦(衣服の素材なども)
■内臓疾患
腎不全、糖尿病、肝障害
■害虫
ダニ、ノミ、蚊、アブなど
「とりあえずコレ塗ろう」が一番あぶないです!
「合わない薬で症状悪化」はよくあるパターン
かゆみで怖いのは、自己判断です。皮膚の万能薬ではないそうです。
薬の間違った使い方で余計にかゆみが出たりされるケースが多いです。かゆみがひくどころか、赤く炎症ほかにも、お風呂のお湯も入れないくらいしみることもあります。
かゆみを感じたら、自己判断されず、皮膚科に受診してください。
かゆみを伴う皮膚疾患「接触皮膚炎(かぶれ)」について
頭皮健康&カラーサロンMEGUMIで最も関係が強く、常に安心を提供するために意識しているかゆみを伴う皮膚疾患「接触皮膚炎(かぶれ)」についてご紹介します。
インナー、毛染め、ピアス、洗剤…….でいつでも起こり得えます。
接触皮膚炎は、肌になにかが触れたことで、かゆみや湿疹を引き起こす病気です。
接触皮膚炎は大きく分けると2種類あり、1つは洗剤や石けん、灯油やアルコールなどの刺激で、誰でも発症する可能性がある「刺激性接触皮膚炎」。
2つ目が漆(うるし)や染毛剤の成分(パラフェニレンジアミン/略:PPD)など、繊維やプラスチック製品に含まれる化学物質など、特定のアレルギーを持つ人だけに起こる「アレルギー性接触皮膚炎」です。
接触皮膚炎の原因の見極めは、パッチテストで行います。
原因と思われる物質を背中や上腕に48時間~72時間貼り、皮膚に十分吸収させて反応を確認します。
原因が分かれば、その物質を避けて生活をしながら発症予防を行うしかありませんので、予防が大切です。
■接触皮膚炎の[症状]
皮膚の赤みやかゆみ、プツプツと盛り上がった発疹のほか、水ぶくれができることもある
続いて、ストレスはとても皮膚に良くありません。ストレスで肌・頭皮トラブルは悪化します!
過労や小さなストレスが積み重なることで、肌がかゆくなることはよくあります。
ストレスを受けると、脳の底部にある視床下部が反応して、副腎からコルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンといったストレスホルモンを分泌します。これらのホルモンは、心拍数増加や血圧上昇、食欲低下などを起こします。肌への影響も例外ではなく、ストレスが過剰に続き、ホルモンの分泌量が増えると、皮膚の新陳代謝の乱れやバリア機能の低下につながります。また、アドレナリンは、IgE抗体を増やし、マスト細胞を刺激して、かゆみと炎症を引き起こすヒスタミンを放出させます。ストレスでイライラすると、「掻破(そうは)行動」とよばれる、かきむしりたくなる衝動にも襲われます。掻破(そうは)行動は、どこか特定の場所がかゆくてかいているわけではなく、かくことでホッとしたり、気がまぎれたりするためにします。しかし、皮膚は傷つき、さらなるかゆみを誘発させるため、余計にストレスを感じて、かく行為自体が止まらなくなってしまうのです。こうしたかゆみから逃れるには、ストレスを極力遠ざける必要があります。
参考:https://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=100285500
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<引用元>
現在、インターネットなどにはアレルギー疾患に関する膨大な情報があふれており、この中から適切な情報を選択することが困難となっています。
厚生労働省や厚生労働省の補助事業など、製造団体などのサイトを通じて、頭皮健康&カラーサロンmegumiのサイトをご覧の皆さまにアレルギー疾患に関する適切な情報が届くことを願っております。
・関節リウマチや、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、食物アレルギー等のアレルギー系疾患に関する厚生労働省の対策や関連情報等
・ 厚生労働省の補助事業「一般社団法人日本アレルギー学会が運営するサイト」アレルギー疾患に関する適切な情報を知れます!
・消費者庁ウェブサイト「毛染めによるアレルギーに御注意!」の喚起ページ
・藤田医科大学 ばんたね病院 総合アレルギー科「アレルギーでお困りの皆様へ」
・一般社団法人日本化粧品検定協会 Japan Cosmetic Licensing Association (JCLA)